派遣の5つの働き方の違い
e仕事で取り扱うサービスは大きく、「登録型派遣」「無期雇用派遣」「請負」「紹介予定派遣」「職業紹介」の5つに分類できます。それぞれ雇用契約の仕組みが異なるため、働き方はもちろん、10〜20年後のキャリアにも影響してくる可能性があります。それぞれの特徴とメリット・デメリットを押さえたうえで、自分に合った雇用形態を探してみましょう。
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雇用主(=派遣会社)と就業先(=派遣先)が異なる点が、「派遣」という働き方の大きな特徴です。派遣社員として働く場合、給与や社会保険、福利厚生などは派遣会社から提供されます。一方で、就業する会社は派遣先となり、派遣先から業務の指示を受けながら働きます。
派遣にはさまざまな雇用形態があります。そのうち一般的に認知度が高いのが、「登録型派遣」です。派遣スタッフとして応募・登録すれば、選考などを経ずに仕事を紹介してもらえます。また、派遣会社と派遣スタッフの間で交わされる雇用契約(最長3年)は、派遣先に就業している期間のみとなります。
いわゆる無期雇用派遣とは常用型派遣のことを指し、派遣会社の正社員として派遣される働き方です。登録型派遣と無期雇用派遣では、派遣先1社目の勤務が終わり、2社目で勤務するまでの待機期間中の待遇が異なります。登録型派遣の場合は給与を受け取ることができませんが、無期雇用派遣はあくまで正社員なので、給与を受け取りつづけることができるのです。そのため、より安定した雇用形態といえます。
他にも、「最長3年」という制限がないこと、昇給やボーナスを得られる可能性が高いこと、福利厚生が充実していることなど、さまざまなメリットがあります。e仕事では、無期雇用派遣の案件も紹介しているので、ぜひご検討ください。
請負とは、発注会社と請負会社との間で請負契約を結び、請負会社が成果物を納品する仕組みです。e仕事を運営する日研は、生産工程を一括、または一部を請け負う製造請負についても全国展開しています。つまり、日研が請負会社として入っている生産工程で働く場合、あなたは日研と雇用契約を交わし、かつ日研の指示のもと働くことができます。
就業先で働くのは同じですが、誰が仕事の指示(指揮命令)を行うかという点が異なります。派遣の場合は、派遣先の上司の指示を受け、その会社の社員と一緒に仕事をしていくことになります。一方、請負の場合は、一般には請負元会社のチームで請負先会社に常駐し、同じ会社の上司から仕事の指示をもらいながら業務を行うことになります。どちらもそれぞれメリット・デメリットがありますが、請負の場合は、社内の仲間と共に仕事を進める性格が強いため、経験を積みながらリーダー的な役割を担うなどキャリアを積み上げていきやすいという面もあります。
「紹介予定派遣」とは、派遣先企業に直接雇用されることを前提とする派遣のことをいいます。派遣先企業と派遣スタッフの双方が合意すれば、派遣スタッフは派遣先企業に直接雇用されます。紹介予定派遣の場合、派遣期間は最長6ヶ月です。
「職業紹介」とは、職を求める求職者と働き手を求める会社をマッチングするサービスです。世の中にある多くの転職サービスなどが該当します。