派遣と期間工・期間従業員はどう違う? 非正規・正規雇用の違い|期間工ABC

派遣と期間工・期間従業員はどう違う? 非正規・正規雇用の違い

派遣と期間工・期間従業員はどう違う? 非正規・正規雇用の違い

社会の変化にともない、これまで一般的だった新卒→正社員(正規雇用)のワークスタイルに変化が生まれ、
現在では期間工・期間従業員、派遣、正規雇用などさまざまなワークスタイルが選べるようになりました。

しかし、「期間工・期間従業員は派遣社員のようなもの」と勘違いされている方は少なくありません。

非正規のワークスタイルという点では同じですが、期間工・期間従業員はメーカーの直接雇用であり、解雇のリスクも比較的少なく、大手ならではの待遇を受けられます。

あなたもそれぞれのワークスタイルの違いを知って、賢い選択をしてみてください。

・派遣と期間工・期間従業員の違い 

派遣と期間工・期間従業員の大きな違いは「どこと雇用契約を結ぶか」にあります。

派遣の従業員は「派遣会社に雇用」され、法律も民法が適用されます。

一方期間工・期間従業員は「メーカーに直接雇用」され、労働法が適用されます。

適用される法律が違うとどうなるか、その一例を見てみましょう。

たとえば、派遣社員は民法で中途解約などが禁止されている反面、失業保険に関しては、ほとんどの場合「自己都合」となり、3か月の給付制限がつくことになります。

しかし、期間工・期間従業員は1年間働いて契約を満了すれば、自主退社であっても失業保険を「待機期間なし」で受給することができます。

仕事を辞めた直後でも3か月で50万円近くもらえるのは、大きな魅力と言えるでしょう。

・メーカー直接雇用である期間工・期間従業員のメリット

期間工・期間従業員特有の制度をよく知ると、もっとメリットを得られる方法があります。

それは、期間工・期間従業員の仕事を紹介している派遣会社の紹介で期間工として企業に採用される方法です。

この場合、入社祝い金をもらえるというメリットもあります。

「祝い金といってもそんなに高額は支給されないんでしょ?」と思った方も多いかもしれませんが、企業によっては数十万円もらえるところもあるようですから、これを見逃す手はありません!

派遣会社を通さず個人的に企業から雇用される場合に比べ、もらえるお金が数万円~数十万円変わってくるのです。 
                       
派遣会社を利用するメリットはほかにもあります。

期間工・期間従業員で働くのが初めての方にとっては、自分のニーズに合った会社や仕事を見つけるのは難しいものです。

派遣会社に相談すれば、ニーズに合った会社・仕事を見つけやすくなります。

その点から見ても、派遣会社から期間工・期間従業員の仕事を紹介してもらった方が断然安心と言えるでしょう。

・非正規・正規雇用の違い

そもそも正社員と期間工・期間従業員とはどう違うのでしょうか。

雇用の継続という点では、正社員は会社に対して特別に不利益なことを行わない限り、通常は同じ会社で退職時まで勤務できます。

一方、期間工・期間従業員や派遣の場合、同じ会社で働くことができるのは最大2年11か月。

継続して勤務する正社員とは違い、同じ会社で働くには6か月以上間を空けなくてはなりません。      

続いて、収入についても見てみましょう。正社員はボーナスがあり、一般的に勤続年数が長いほど給与も上がります。

また、資格を取得したり役職についたりすることでも収入は増えていきますし、退職金もあります。

一方期間工・期間従業員には慰労金や祝い金などの特別加算金があります。

                                                          
収入には年齢や勤続年数も関係してくるので、必ずしも正社員のほうが高いとは言えないのです。

正社員といっても期間工・期間従業員と同じように残業や休日出勤は当然あります。

2交代制の部署で働いているなら、期間工と同じく1週間単位で昼勤と夜勤で交互に働きます。

期間工・期間従業員と同じく現場で組み立てや溶接等の仕事ももちろん行います。

以上をまとめてみると、正社員になったからといって必ずしも待遇が良くなるというわけではないことがわかります。

ただ、決定的な違いは「安定性」です。

正社員は労働基準法という法律によって雇用が確保されているので、正社員と期間工・期間従業員の決定的な違いとして、この点はしっかり覚えておきましょう。

(まとめ)

労働者を守る法律が整備されていなかったり、会社側の労働者の権利に対する意識が低かったりした頃には、期間工・期間従業員や派遣をめぐってさまざまな問題も起こりました。

たとえば、過去にはいすゞ自動車の期間工・期間従業員と派遣の契約打ち切り騒動(期間工・期間従業員550人は打ち切り撤回、派遣は820人を打ち切り)などが起きています。

しかし、この場合でも期間工・期間従業員550人は打ち切りを撤回できました。

このように、期間工・期間従業員はメーカーと直接雇用契約が結べるため、比較的安定していることがわかるでしょう。

こういったことから、正社員へのステップアップを目指している方や、無料の寮に住んで短期間にお金を貯めたい方には期間工・期間従業員はうってつけのワークスタイルと言えます。