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物流センターって何をする場所? 仕事内容や職場環境、年収について詳しく解説

2025/10/01

現代社会では買いたい物はお店に買いに行くのではなく、インターネットで購入して後日品物が届く、という買い物の仕方が主流の時代になりました。特にコロナ禍以降ではこの傾向に拍車がかかり、多くの人がネットで注文して配送業者に届けてもらうという買い物を経験したのではないかと思います。

この買い物がスムーズに行えるように支えているのが、Amazon社などが抱える巨大な物流センターです。 ここでは、今後需要が増して行くと思われる物流センターの仕事について、詳しい内容を解説します。

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物流センターとは?

物流センターとは、Amazonやヤマト運輸などの配送サービスを行っている企業が保有する、配送の拠点となる施設のことです。一般的には巨大な倉庫をイメージしますが、用途によっては倉庫がない物流センターもあり、次の6種類に分けられています。

  • フルフィルメントセンター

EC(ネット上で商品を購入すること)や通販で商品が注文されてから、お客に届くまでの全ての業務を行う拠点です。Amazonは全国に27カ所ものフルフィルメントセンターを保有しています(2020年9月現在)。

業務内容は入荷や検品、出荷だけでなく、返品対応やコールセンター機能なども取り扱っています。

  • 配送センター

トラック輸送の拠点となり、一定のエリアの配送をカバーする施設です。

  • デポ

小型の配送拠点のことです。主にデパートや卸売業者の拠点をこう呼びます。少量の荷物を何度も行き来して配送するイメージです。

  • ディストリビューションセンター(DC)

商品を在庫として倉庫に保管しておき、注文が入ったらすぐに配送することができる施設です。注文してから商品が届く時間を短縮するメリットがありますが、在庫が増えるリスクを負います。

  • プロセスディストリビューションセンター(PDC)

流通加工を行う物流センターです。鮮魚や肉の加工、機械部品の組み立てを行うことができる、半分工場のような機能を持っています。

主にコンビニやスーパーに納品するための物流センターで、新鮮な商品をいち早く届けることができるメリットがありますが、品質を保つための設備や加工するための作業者の確保が必要になります。

  • トランスファーセンター(TC)

DCとは逆に、倉庫を持たない物流センターです。荷物が入荷されたら保管をせず、すぐに仕分けして出荷します。

在庫リスクもなく、設備も小規模ですみますが、商品が注文されてからの入荷になるので、お客の手元に届くまでの日数が長くなるデメリットがあります。

以上のように、物流センターにも目的に合わせていろいろな種類があります。物流センターの仕事をしたいと思ったら、どんな機能を持ったところなのか確認しておくと、自分が作業しているイメージを持ちやすくなるでしょう。

物流センターではどんな仕事をする?

物流センターは荷物を効率的に配送するための拠点です。目的によっていろいろな種類の拠点がありますが、具体的な作業は大まかに以下のようなものがあります。

  • 入荷・検品

荷物が届いたら、それが間違いないかを納品書で確認する作業です。商品が該当するものか品番を確認し、数量なども確認します。

  • 保管

倉庫機能がある物流センターでは商品を保管します。以前は指定の用紙に所番地を書いて管理していましたが、現在はバーコードで管理されることが一般的です。商品をバーコードで読み取ると、どの棚に保管するか指示が出るので、その場所まで荷物を運びます。

  • ピッキング

商品を運ぶ作業です。出荷する際も入荷のときと同じようにバーコードで照会しながら荷物を所定の場所に運んでいきます。

重いものや大きいものはフォークリフトを使用して運びます。

  • 仕分け

荷物の大きさや重さ、行き先などの一定のルールにしたがって分類していく作業です。配送センターなどでは、入荷や保管、ピッキングなどを総称して仕分け作業と呼ぶことがあります。

  • 出荷前検品

出荷前に、その商品で間違いないか、また品質や数量に問題はないかを確認する作業です。ミスをなくすため、この作業もバーコードで管理するのが一般的になっています。

  • 梱包・包装

本来なら商品を販売している会社が商品を包装するのですが、物流センターで行ったほうが効率的な場合があるため、このような作業もあります。商品を段ボールや箱、紙袋などで包む作業です。

  • 流通加工

梱包・包装と同じく、商品を販売している会社の代わりに行う作業です。値札やラベルをつけたり、ギフト商品のセットを組んだりといった作業を行います。

物流センターでの作業を細かく分けていくと以上のようになりますが、Amazonでは保管やピッキングを全てロボットが自動でやってしまう物流センターもあり、どこで働くかによって具体的な作業内容は変わってきます。

きつい面と楽な面は?

物流センターの仕事は、他の製造業と比べると比較的楽な部類です。作業は単純ですし、バーコード管理などで極限まで自動化・効率化しているので、ミスをしてそのフォローに奔走する、ということも珍しくなりました。

ひと時代昔であれば過酷な残業が通例となっていたため、「稼げるけどきつい」仕事の代表格でした。しかし現在は働き方改革などで過度な残業は禁じられているので、きつい仕事ではなくなっています。

どれくらい稼げる?

以前は残業がし放題だったので、青天井の残業代で高収入の仕事として知られ、10年働けば家を買えると言われていました。しかし現在はそんな働き方はできませんので、収入は普通の水準と考えて良いでしょう。物流業界の平均年収は440万円(「ニッケンで発見」編集部調べ)となっています。

一方、ネット注文や通販などがどんどん増えている現状から、物流センターの需要は高まる一方という傾向もあるため、アルバイトの時給も1,000〜1,300円が多く、AMAZONの募集では1,800円になることもあるなど時給は上昇傾向にあります。そのため、残業なしでも稼げるようになってきていると言えるでしょう。

向いているのはどんな人?

特に向いている人というのはなく、誰にでもできる仕事です。比較的高齢な方も多く働いています。

作業環境は?

作業のほとんどは倉庫などの施設内で行い、基本的に立ち仕事です。

人よりも物が優先されるため、常温で良い物ばかりなら冷暖房はしません。冷凍商品を扱うなら、マイナス何十度の冷凍倉庫で作業を行うこともあります。

重たいものを持つことは意外にも少なく、台車やフォークリフトを使って運びます。特に危険なこともありません。

派遣社員や期間従業員は多い? 資格は必要?

作業のほとんどは単純なので、作業員に正社員はほとんどいません。派遣社員や期間従業員、パートやアルバイトが作業員の大半となっています。

正社員への登用の可能性はありますが、楽に稼ぎたいという人が多いので、そのような話は少ないようです。

絶対に必要な資格というのはありませんが、フォークリフト運転者の国家資格を取っておくと良いでしょう。難しい試験はなく、講習と実技で取得することができます。

まとめ

買い物の仕方がECや通販が主流になることによって、ますます市場が拡大していくと予想される物流センター。仕事内容は他の製造業と比べると楽なものが多いので、つらい思いをしたくない人にはおすすめの仕事と言えます。

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