「一身上の都合」とは?理由は聞かれる?意味・使い方・面接での言い換えまでわかりやすく解説
2025/12/17
退職届や履歴書でよく見かけるのが、「一身上の都合」という言葉です。聞いたことはあっても、「これって正しいのかな」「ちゃんと伝わるのかな」などと気になったことはありませんか?
「何か問題がある言葉なの?」「別の言い方ってあるの?」そんなモヤモヤを解消するために、本記事では「一身上の都合」という表現の本当の意味や使われる場面、言い換え例や注意点までわかりやすく解説していきます。
「一身上の都合」の意味と使われ方
「一身上の都合」とは、自分自身の個人的な理由で退職することを表す慣習的な表現です。法律的には「私的な事情で退職すること」とされ、労働者の自由な意思に基づく自己都合退職に該当します。
民法第627条では、「雇用期間に定めがない場合、労働者は2週間前の申し出で退職できる」と定められており、その理由を詳細に説明する義務はありません。このルールを前提に、多くの退職届や履歴書では「一身上の都合により退職」と書かれるのです。
企業側もその意味は十分に理解しており、具体的な理由を問わないことで、円満な形での退職を実現しやすくする慣習として使われてきました。
意味と法律的な背景
「一身上の都合」の言葉はあくまで形式的な表現であり、本音を語らなくても済むための配慮語とも捉えられます。つまり、退職する側・される側の双方にとって、角が立ちにくい便利な言い回しということです。
退職届や履歴書での使い方
退職届には「一身上の都合により、退職いたします」と書くのが一般的です。これはビジネスマナーとして定着しており、「私は自己都合で辞めます」と企業に伝えるシグナルでもあります。
履歴書の職歴欄で退職理由を書く場合にも、「一身上の都合により退職」と記しておけば、過度に事情を詮索されることもありません。
「一身上の都合」の言葉を使うメリット
「一身上の都合」という言葉は曖昧に見えますが、実際にはとても便利な表現です。個人的な事情を明かさずに退職の意志を伝えることで、職場との関係性を崩さずに辞めやすくなります。
次のような点が、「一身上の都合」の言葉を使う大きな利点です。
- 理由を細かく説明する必要がない
- 人間関係のトラブルを避けやすい
- 職場に迷惑をかけずに辞められる印象を与えやすい
- 建前として受け入れてもらいやすい
このように、「表には出したくない事情」をやんわりと包むためのクッション的な役割があるのです。とくに円満退職を目指す場合には有効な表現になります。
企業側の本音と「一身上の都合」の印象
企業側も、「一身上の都合」という言葉の裏にはさまざまな理由が隠れていることを理解しています。
人間関係や業務内容、待遇など、退職理由の本音はさまざまです。「理由はなんとなく察しているけど、聞かない方が円満」と考える採用担当者や上司は多く、退職をスムーズに進めるために、あえて深く聞かないというのが一般的な対応になっています。
また、退職理由をいちいち掘り下げれば、かえって感情的なやりとりになるリスクも承知しています。つまり「一身上の都合」は、建前として尊重される言葉でもあるということです。
面接で聞かれたらどう答える?印象を下げない伝え方

ただし、面接の場で退職理由を「一身上の都合」とだけ答えると、「何かを隠しているのでは」などと思われる可能性は否めません。
前職を退職した背景は、面接で聞かれる定番の質問でもあります。そこで「一身上の都合です」とだけ答えるのは具体性に欠け、面接官の心には響きません。印象を下げない伝え方や言い換えがポイントになります。
よくある質問と対策例
実際の面接では、次のような質問が想定されます:
- なぜ退職を決めたのですか?
- どんなことがきっかけでしたか?
- 辞めてから何をしていましたか?
こうした問いに対しては、事実ベースで回答し、そこにポジティブ要素を含めた伝え方とするのが効果的です。
【面接での回答例】
- 「家庭の事情で退職しましたが、今は環境も整っており、安定して働ける状況です」
- 「体調面で一時休養を取りましたが、医師の許可も出ており、復職に問題はありません」
使える言い換えフレーズ集
面接や履歴書などで「一身上の都合」と書くだけでは、理由が伝わらないこともあります。具体性が求められる場面では、次のように前向きなニュアンスを含んだ言い換えを使うのが効果的です。
- 家族の介護のため
- 引っ越しにより通勤が困難になったため
- 新しい環境でスキルアップを目指したいため
- 体調面を整えるため一時的に離職
- ライフスタイルの変化に伴い、働き方を見直したいため
このように言い換えることで、ポジティブな動機を強調できるだけでなく、相手に安心感を与えられます。過度に詳細を話す必要はありませんが、納得できる理由を伝える意識は持ちたいところです。
退職届で使うときの書き方と注意点
退職届で「一身上の都合」という表現を使う場合には、一定の形式やマナーを押さえておく必要があります。これはただの書類ではなく、会社への正式な申し出になるからです。
文面は簡潔で、余計な説明は省くのが基本です。「理由を伏せている」わけではなく、社会人としての礼儀として型を守るという意味合いで用います。
正しいフォーマットと例文
退職届の文章例は以下のとおりです。
退職届
私儀
一身上の都合により、令和○年○月○日をもって退職いたしたく、ここにお願い申し上げます。
令和○年○月○日
○○部 ○○課
氏名(印)
NG表現とその理由
退職時においては、感情的・一方的すぎる表現は避けるのが社会人としてのマナーです。次のような表現は望ましくありません。
- 「辞めさせていただきます」
- 「勝手ながら退職します」
- 「もう働けません」
形式を守ることは、退職時のトラブルを防ぐことにもつながります。
「会社都合退職」との違いとは
「一身上の都合による退職」に対し、「会社都合退職」の言葉がありますが、この2つは大きく異なる意味を持ちます。
簡単にいうと、「一身上の都合による退職」は本人の意思で辞める自己都合退職であり、「会社都合退職」は会社の事情で辞めざるを得なくなった場合に使われます。
この違いは、ハローワークでの手続きや失業保険の給付条件に直接影響するため、正しく理解しておくことが大切です。また、離職票にどちらが記載されるかによって、転職活動時の印象にも差が出ることがあります。
ハローワークや雇用保険での扱い
会社都合退職の場合、失業給付の待機期間が短縮されるなどの優遇があります。一方、一身上の都合(自己都合退職)の場合、通常は3ヶ月の給付制限期間が設けられます。
ただし、家庭の事情や正当な理由がある場合には、例外的に「特定理由離職者」として扱われることもあります。
まとめ
「一身上の都合」という言葉は、シンプルでいて奥深い表現です。正しく使えば、社会人としてのマナーを保ちつつ、自分の事情を守ることができます。
- 「一身上の都合」は、個人的な理由による自己都合退職を指す
- 書類や履歴書に使う場合は、簡潔で形式的な文面にする
- 面接などで具体的に聞かれたときは、前向きな言い換えを用意
- 会社都合退職との違いを理解し、手続きの準備をしておく
退職はゴールではなく、次のステップに向けた通過点です。社会人としての印象を崩さず、スムーズに移行するためにも、「一身上の都合」という言葉をうまく使いこなしましょう。
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