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履歴書の学歴欄の正しい書き方|どこから書く?中卒・高卒・中退・在学中・略し方までわかりやすく解説

2025/12/17

履歴書を書くとき、「学歴ってどこから書くの?」「中退はどう書けばいい?」「在学中の場合は?」などと悩んだことはありませんか? 学歴は履歴書に必ず記入する要素であるため、「ちゃんと書かないと印象が悪くなるのでは」などと不安になりがちです。

そこで本記事では、履歴書の学歴欄の正しい書き方やケース別の記載例、略し方の注意点まで、わかりやすく解説していきます。書き方をマスターして、不安なく履歴書を仕上げましょう。

学歴欄の書き方の基本ルール

履歴書の学歴欄は、応募者の学習歴や背景を知るための項目です。学歴そのものよりも、正しく、丁寧に書けているかがポイントになります。基本のルールを押さえて、シンプルかつ正確に記載することが大切です。

ここでは、書き出しの位置や入学・卒業の扱い、記載時の形式など、初めに知っておきたい基礎ルールを解説します。

書き出しは中学校卒業からが基本

履歴書の学歴欄は、一般的に「中学校卒業」から書き始めるのが基本です。これは特に新卒やバイト・パート志望者の履歴書でよく見られる形式です。

ただし、転職や中途採用の場合は「義務教育は省いてよい」「最終学歴からでOK」とされる傾向もあります。たとえば高卒で働いてきた人であれば、「高等学校卒業」から記載すれば問題ない求人も多く見られます。

企業側のフォーマットや提出先の指示がある場合はそれに従い、迷った場合は中学卒業から記載しておくと無難です。


【記載例】

令和○年3月 〇〇市立〇〇中学校 卒業

令和○年4月 〇〇高等学校 入学

入学・卒業は両方記載し西暦・和暦は統一する

学歴を書くときは、入学・卒業(または中退)をセットで書きます。また、日付は「西暦(2024年)」または「和暦(令和6年)」のいずれかで統一します。混在しないように注意しましょう。


【NG例】

2019年4月 〇〇高校 入学

令和4年3月 卒業 ←西暦と和暦が混在していてNG

学歴の書き方パターン別ガイド

自分の学歴をどう書けばいいかわからないと悩む人は少なくありません。特に中卒や中退など、定番の形から外れているときこそ、書き方に迷いやすいものです。

ここではよくある学歴パターンごとに、正しい記載例と注意点をわかりやすく紹介していきます。自分に合う形を確認しておきましょう。

中卒/高校中退の場合の書き方

中学校卒業後すぐに就職した場合や、高校を途中で辞めた場合は、卒業・中退の事実を正しく書くことが大切です。隠したりごまかしたりせず事実のみを丁寧に記載すれば、印象が悪くなることはありません。


【記載例】

令和4年3月 〇〇市立〇〇中学校 卒業

令和4年4月 〇〇高等学校 入学

令和5年7月 〇〇高等学校 中途退学

高校に進学していない場合は、中学卒業だけで問題ありません。

高卒の場合の書き方

高校を卒業してすぐ働き始めた人は、入学と卒業の両方を明記します。高校の種類(全日制・定時制・通信制など)も、必要に応じて記載しましょう。


【記載例】

平成30年3月 〇〇市立〇〇中学校 卒業

平成30年4月 〇〇高等学校 入学

令和3年3月 〇〇高等学校 卒業

なお転職の場合は、最終学歴(この場合は高卒)から書き始めても差し支えありません。

大学・専門学校に通っていた人の書き方(卒業・中退・在学中)

大学・専門学校の場合も、「入学」「卒業(または在学中)」を明記します。なお中退の場合は、理由を記載する必要はなく、時期と「中途退学」という事実だけを記せばOKです。


【卒業の記載例】

平成27年4月 〇〇高等学校 入学

平成30年3月 〇〇高等学校 卒業

平成30年4月 〇〇専門学校 入学

令和2年3月 〇〇専門学校 卒業

【中退の記載例】

平成30年4月 〇〇大学 入学

令和2年9月 〇〇大学 中途退学


中退を隠したいと思うかもしれませんが、書かない方が不自然な空白になるので、正直に書いた方が良い印象を与えやすくなります。

編入・転校した場合の書き方

転校や編入をした場合でも、基本は入学・卒業ベースでの記載です。ただし、最終的に卒業した学校のみを記載するのが一般的なので、途中で転校した学校は書かなくても構いません。


【記載例(高校編入)】

平成28年4月 〇〇高等学校 入学

平成29年4月 〇〇高等学校(転入)

令和1年3月 〇〇高等学校 卒業


編入を記載するかどうかは自由ですが、特別な事情がある場合や説明が必要なケース以外は、卒業校のみの記載でも問題ありません。

学歴の略し方・正式名称の使い分け

履歴書に学歴を書くときは、略語や俗称を使わず、正式名称で書くのがマナーです。採用担当者にとって、読みやすく・わかりやすく・正確であることが重要なポイントになります。

ここでは、略称NGの例と、正式名称の調べ方について解説します。

NG略称と正しい表記の例

次のような略称・俗称は、履歴書には不向きです。「どこの学校?」「正式な学歴なのか?」と誤解される可能性もあるため避けましょう。

NGな書き方正しい書き方
〇〇高〇〇高等学校
〇〇大〇〇大学
商業高〇〇商業高等学校
工業高〇〇工業高等学校
〇専〇〇専門学校
〇短大〇〇短期大学

「高等学校」「大学」などは省略せずに書くのが一般的です。正式名称を書くことで、履歴書全体の信頼感が高まります。

学校名の正式名称の調べ方

正式な学校名がわからないときは、次の方法で確認できます。

  • 卒業証明書や学生証を確認する
  • 学校の公式ホームページで確認する
  • 文部科学省の「学校基本調査」などを参照する

特に廃校・統合された学校の場合は、当時の在籍名で記載し、必要に応じて補足メモを添えると親切です。


【記載例】

平成18年3月 旧〇〇高等学校(現〇〇総合高校)卒業

無理に最新の学校名に書き換えるより、在籍当時の情報をもとに正直に書くことが基本です。

学歴で損しないために知っておきたいポイント

「中卒だから不利かも」「中退ってマイナスに見られそう」、このように感じている人も多いかもしれません。しかし、どんな学歴であっても、きちんとルールを守って記載されていれば、必要以上にネガティブに評価されることはほとんどありません。

ここでは、履歴書に学歴を書くときに、気をつけておきたい実務的なポイントを紹介します。

空白期間がある場合の対処法

学歴や職歴の間に空白の期間があると、「何をしていたのか?」と気になる採用担当もいます。そんなときは無理にごまかすのではなく、「〇〇のために休職」「資格取得の勉強中」などの補足があると丁寧です。


【記載例】

令和3年4月 自己都合により退職

令和3年5月~令和4年3月 介護のため就業を中断

令和4年4月 〇〇株式会社 入社


空白自体はマイナスではありませんが、放置すると疑問に思われることもあります。ひと言添えるだけで印象が変わります。

中退や中卒でも丁寧に書けば印象は悪くならない

学歴にコンプレックスを感じている場合、「どうせ評価されない」と思いがちです。しかし、事実を正しく丁寧に書くことが最大の武器になります。その姿勢そのものが「誠実な人物」と評価されることにもなるでしょう。

採用担当が見ている「書き方の丁寧さ」

採用担当者は、次のような点も重視しています。

  • 誤字脱字がないか
  • 日付や学歴の整合性がとれているか
  • 丁寧な文字で読みにくくないか
  • 嘘を書いていないか

つまり、最低限のマナーが守れているかがポイントです。丁寧に、読みやすくまとめましょう。

「会社都合退職」との違いとは

「一身上の都合による退職」に対し、「会社都合退職」の言葉がありますが、この2つは大きく異なる意味を持ちます。

簡単にいうと、「一身上の都合による退職」は本人の意思で辞める自己都合退職であり、「会社都合退職」は会社の事情で辞めざるを得なくなった場合に使われます。

この違いは、ハローワークでの手続きや失業保険の給付条件に直接影響するため、正しく理解しておくことが大切です。また、離職票にどちらが記載されるかによって、転職活動時の印象にも差が出ることがあります。

ハローワークや雇用保険での扱い

会社都合退職の場合、失業給付の待機期間が短縮されるなどの優遇があります。一方、一身上の都合(自己都合退職)の場合、通常は3ヶ月の給付制限期間が設けられます。

ただし、家庭の事情や正当な理由がある場合には、例外的に「特定理由離職者」として扱われることもあります。

まとめ

履歴書の「学歴欄」は、ただ学歴を並べるだけでなく、丁寧に・わかりやすく書くことが大切です。たとえ中卒や中退であっても、マナーを守って正しく書かれていれば、それだけで人柄を評価されやすくなります。

履歴書を通して自分のことを正確に伝えるためにも、形式に沿って、誠実に仕上げることが何よりのポイントです。

  • 学歴の書き出しは「中学校卒業」からが基本(転職なら最終学歴でもOK)
  • 入学・卒業は必ずセットで記載する
  • 和暦・西暦はどちらかに統一する
  • 略語は使わず、正式名称で書く
  • 中退や空白期間もごまかさず記載する
  • 「丁寧な書き方」が印象を左右する

どんな経歴であっても、履歴書は自分をアピールするための「顔」です。学歴に自信がなくても、正しく・誠実に書かれた履歴書は、きっとあなたの強い味方になるはずです。

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