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高卒の初任給はいくら?平均・手取り・大卒との違いをわかりやすく解説

2026/01/22

高校を卒業してすぐに社会人としての一歩を踏み出す選択肢は、専門学校や大学進学と並んで多くの人が考える道のひとつです。早期のキャリア形成や経済的な独立を目指して高卒で就職する人も少なくありません。

そこで気になるのが、初任給の実態です。求人票などの情報を見ると、月給18万円前後といった表記を目にすることが多いですが、「これって平均的なの?」「手取りだとどのくらいになるの?」と疑問に思う人は多いでしょう。

また、大卒と比べてどのくらい差があるか、地域や業界によってどれだけ違うかといった視点も重要です。実際には学歴や地域、職種によって初任給には明確な傾向があり、その後のキャリアや収入の伸びにも大きく関わってきます。

本記事では、厚生労働省などの公的な統計データをもとに、「高卒の初任給」のリアルをわかりやすく丁寧に解説します。

高卒の平均初任給は約19~20万円

厚生労働省が公開する「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、高卒新卒者の平均初任給はおおよそ19万7,500円でした(全産業・男女平均)。なお、対前年増減率では5.7%増加しています。

この数値は、全国の事業所を対象に集計された正式な統計データであり、企業規模や業種を問わずに平均化されたものです。初任給の相場を把握する上で、もっとも信頼性の高い指標のひとつといえるでしょう。

学歴平均初任給(円)
高卒197,500円
専門卒222,800円
高専・短大卒223,900円
大卒248,300円
大学院卒287,400円

※出典:令和6年賃金構造基本統計調査(新規学卒者)|厚生労働省

この表からも分かるように、学歴が上がるごとに初任給は明確に上昇しており、高卒と大卒では月収で5万円以上の差が出ています。

ただし、高卒の場合は大学に通わない分、学費や生活費の出費を抑えられるという利点もあり、早期から収入を得られる点が大きなメリットといえるでしょう。

高卒と大卒で初任給に差がある理由

高卒と大卒では、就職時点の初任給に明確な差が存在することがわかります。その背景には企業側の賃金体系、期待される業務内容、スキル・知識の前提条件といった複数の要素が関係しています。

「なぜ差があるのか?」という問いに対して、「学歴差別」と切り捨てるのではなく、雇用設計上の合理性があることを理解しておくことが重要です。

学歴による基本給設定の違い

多くの企業では、「職能資格制度」や「等級制度」に基づいて、入社時の基本給を学歴ごとに設定しています。これは、業務遂行に必要な基礎知識や、配属ポジションの前提条件が異なることによるものです。

  • 高卒:現場業務やサポート業務が中心。初期段階から実務経験を積む
  • 大卒:企画・管理・営業など、将来的な中核業務を担う前提で配属される

このように、「高卒=現場即戦力」「大卒=将来の幹部候補」として位置付けられる傾向があり、基本給のスタートラインにも差が生じるのです。

昇給・昇進に与える影響

初任給の差は入社後の給与水準にも一定の影響を与えており、とくに次のような傾向が見られます。

  • 昇進ルートが異なる(総合職・一般職)
  • 昇給ペースに差がある(等級昇格のタイミング)
  • 賞与や手当の加算率がベース給に比例する

ただし、これはあくまで一般論であり、高卒でも意欲と実力次第で昇進・昇給を重ねることは十分に可能です。学歴に左右されすぎず、長期的にキャリアを築く視点が求められます。

手取り額で見る「実際に使えるお金」の目安

おおむね月収18~20万円程度という初任給が提示されていても、実際に手元に残るお金はそれよりも少なくなります。

この差額は、社会保険料や税金などの控除によるものです。実生活における「使える金額」を見極めるには、手取り額を把握することが大切になります。

年収と手取りの違い

まずは年収と手取りの違いについて押さえておきましょう。

  • 年収:税引き前の総支給額(ボーナスや各種手当を含む)
  • 手取り:実際に口座に振り込まれる金額(税金・保険料などを差し引いた後)

たとえば、月給18万円の高卒社員がいた場合、月給18万円×12ヶ月で年収は約216万円です。ここから約15%前後の控除が差し引かれ、実際の手取りはおおよそ15万3,000円前後になります。

月給(円)年収(概算)手取り(月)控除率の目安
180,000円約216万円約153,000円約15%
200,000円約240万円約170,000円約15%
220,000円約264万円約185,000円約15%

支出とのバランスから見る生活のリアル

手取り15~17万円台で生活していくには、家賃や食費、通信費などを加味した堅実な支出管理が不可欠です。一人暮らしの場合の支出例を見てみましょう。

  • 家賃:50,000円(地方都市・ワンルーム想定)
  • 食費:25,000円
  • 通信費:8,000円
  • 光熱費:7,000円
  • 雑費・交際費:10,000円
  • 貯金・積立:10,000円

これらを合計すると、月額支出は約11万円〜12万円程度が想定されます。生活は決して楽ではないものの、堅実にやりくりすれば可能な水準といえます。

地域や業界による高卒初任給の違い

高卒初任給は全国一律ではなく、地域や業界・企業規模によって大きく差があるのが実情です。最低賃金の差や、業種ごとの収益性、人手不足の深刻度などが、初任給設定に影響を与えています。

都道府県別の初任給格差

一般的には、東京都・神奈川県・愛知県・大阪府などの都市圏で高卒初任給が高い傾向が見られます。一方、地方では平均額がやや低めとなる傾向で、月給で1万円以上の地域格差があるケースも少なくありません。

業界別の初任給水準

業界別に見ると、製造業や建設業、IT業界などでは高卒でも比較的高水準の初任給が設定されていることがあります。以下は一例として、厚労省のデータをもとにした高卒初任給(19歳以下)の業種別比較です。

業種平均初任給(円)
製造業198,100円
建設業203,600円
情報通信業200,400円

※出典:令和6年賃金構造基本統計調査(産業別)|厚生労働省

待遇の良い企業・職種の特徴

高卒採用でも初任給が高い企業には、次のような特徴があります。

  • 技術職・専門職など、一定のスキルを求められる職種
  • 人材不足が深刻で、給与で人材確保を図っている業界
  • 都市部や大企業での採用(手当・福利厚生が手厚い)

こうした企業を見つけるには、企業規模や採用ページの記載内容、職種の内容に注目するとよいでしょう。

高卒就職で後悔しないための視点

高卒で就職することは、進学とは異なるキャリアの始め方を意味します。早くから社会に出て経験を積める反面、「選択肢が狭まるのでは?」「あとから後悔しないかな?」という不安もつきものです。

ここでは、高卒就職で後悔しないために持っておきたい視点を紹介します。

初任給だけで仕事を選ばない

「初任給が高い=将来も安泰」とは限りません。初任給の金額だけを理由に仕事を選んでしまうと、働き続けるなかで「思っていた環境と違う」「人間関係や労働時間がつらい」といった理由で早期離職につながるリスクもあります。

長く働き続けるには、次のような視点で職場環境をチェックすることが大切です。

  • 離職率が高くないか(定着率が高い企業は安心材料になる)
  • 上司や同僚との人間関係はどうか、雰囲気は良さそうか
  • 成長できる環境や教育制度は整っているか
  • 福利厚生や休暇制度は充実しているか
  • キャリアパスや将来的な昇進ルートは明示されているか

給料はもちろん大事な指標ですが、「長く、安定して、前向きに働けるか」を基準にしたほうが、結果的に年収や職場満足度にも良い影響を与える可能性が高いのです。

将来のキャリアと収入の見通しを持つ

高卒での就職はスタート地点にすぎません。スタートがどこであれ、キャリアの積み重ね方次第で収入やポジションは大きく変わっていきます。

とくに20代〜30代前半の過ごし方は重要で、その後の年収や働き方に大きな影響を与えます。次のような成長戦略を意識して、長期的な収入向上を目指していきましょう。

  • 20代のうちに幅広い業務経験を積み、専門性やリーダーシップを身につける
  • 必要な資格やスキルを取得して、社内外の選択肢を広げる
  • 30代に入る前に、自分のキャリアパスを明確化し、昇進・転職の判断軸を持つ

現在だけでなく、5年後、10年後を見据えた働き方ができれば、より納得感のある道を選びやすくなります。

高卒から収入を上げていく方法

高卒だからといって収入が伸びないわけではありません。むしろ若いうちから社会経験を積んでいるぶん、20代の後半〜30代にかけて収入アップのチャンスは大きく広がります。

次のような取り組みが、高卒から年収を上げていくための具体的な方法になります。

  • 資格取得(例:電気工事士、簿記、ITパスポートなど)
  • 現場で評価されるスキルやリーダーシップを磨く
  • 副業やスキルシェアで収入源を増やす

「できることから少しずつ始める」という姿勢が、将来の収入やキャリアの安定につながります。

まとめ

進路選びにおいて、初任給は確かに重要な要素ですが、それだけにとらわれず、長期的にどのような働き方・生き方をしたいかという視点で考えることが、後悔しない選択につながります。

  • 高卒の平均初任給は約19~20万円
  • 大卒と比べて月収5万円以上の差がある
  • 地域・業界・企業によって初任給の幅は大きい
  • 支出バランスや生活設計を意識した手取り重視の視点が大切
  • 高卒スタートでもキャリア次第で収入を伸ばせる

「高卒=不利」という一面的な見方ではなく、早期から経験を積めることの強みや、地に足のついた生活設計ができる点など、ポジティブな側面にも目を向けることが大切です。

また、現代は「学歴よりも実力」「スキルで年収が決まる」時代へと変化しつつあります。努力や工夫によって、自分なりのキャリアを切り開いていくことができるはずです。

※参考

令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況|厚生労働省

令和6年分 民間給与実態統計調査|国税庁

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