オススメ情報TOP|[e仕事]

残業の平均は月何時間?最新データで見る実態と「きつい」「多すぎ」「ありえない」の判断基準

2026/01/29

「自分の残業時間って、多いのかな?それとも普通?」――働き方改革が進む一方で、現場ではいまなお残業が常態化している企業は決して少なくありません。

この記事では、厚生労働省が公表した令和6年の最新データをもとに、全国平均の残業時間をわかりやすく解説。「残業時間が多いのか少ないのか」「自分の職場はブラックかどうか」などを客観的に判断できる材料として、リアルな数字から考察していきます。

日本人の平均残業時間【最新データで解説】

厚生労働省の調査(令和6年4月)では、日本の労働者の91.7%が「月45時間以下の残業」に収まっている実態が報告されています。

この数値は、労働基準法の定める「時間外労働の原則的な限度(月45時間)」とも一致しています。つまり、月45時間を超える残業が常態化している場合、平均よりかなり多い水準といえるでしょう。

月あたりの平均残業時間は「45時間以下」が91.7%

1か月あたりの平均残業時間に関する、厚生労働省による最新統計は以下の通りです。

平均残業時間(月)割合
45時間以下91.7%
45時間超60時間以下5.2%
60時間超80時間以下1.2%
80時間超100時間未満0.3%
100時間以上0.1%
無回答・不詳1.4%

※参考:労働時間制度等に関する実態調査結果について(速報値)|厚生労働省

上記の通り、月60時間以上残業している人はわずか1.6%程度です。逆にいえば、月60時間超えの残業は明確にハードな部類に入ると考えてよいでしょう。

80時間超は過労死ライン、100時間以上は深刻な労働環境

過労死のリスクが高まるラインとされる「月80時間以上」の残業に該当する人は0.3%。さらに「月100時間超」は0.1%と、ごく一部ですが報告されています。

これらに該当する場合は、健康被害・労災リスクが顕在化する状態といって過言ではありません。早急な対策や相談が必要といえます。

1年間で「月45時間超」の残業があった回数

一方で、季節需要の影響が大きい業界や、明確な繁忙期に該当するタイミングでは、ある程度の残業はやむを得ないケースもあるのが実態です。

しかし、「たまに忙しい月がある」のと、「毎月忙しい」のとでは、体への負担がまったく異なります。厚労省の調査では、1年で月45時間超の残業をした回数のデータも公表されています。

回数割合
0回(超えていない)87.4%
1回2.9%
2回2.1%
3回1.6%
4回1.0%
5回1.3%
6回2.8%
無回答・不詳0.9%

※参考:労働時間制度等に関する実態調査結果について(速報値)|厚生労働省

「年に1〜2回、突発的に忙しくなる」程度であれば問題視されにくい一方で、「6回以上=ほぼ半分の月で超過」している人はブラック労働の兆候があると判断できます。

正社員・非正規・性別による残業時間の傾向

平均残業時間を考えるうえで重要なのが、「働き方の違い」によるばらつきです。同じ労働者であっても、たとえば正社員と非正規社員の間では働き方の前提が異なり、それは残業時間の差として顕在化しがちです。

また、性別によってもライフイベントや家庭との両立の事情が影響し、残業の状況に差が生じる傾向です。ここからは一般的にみられる傾向をもとに、残業が発生しやすい理由や構造的な背景を考えていきます。

正社員は業務の裁量・責任が重く、残業が発生しやすい

正社員は、会社との雇用契約上「無期雇用」であり、かつ業務範囲に幅があるため、繁忙期や納期前などに柔軟に対応することが求められる立場です。とくに以下のような要因が、残業を生み出しやすくしています。

  • 職務内容が幅広く、責任も重い(例:業務管理・後輩指導・顧客対応など)
  • 人員不足のカバーをする立場になることが多い
  • 残業時間に対する管理が曖昧になりがち(「成果主義」「自己裁量」など)
  • 昇進・評価制度に「稼働時間」が暗黙的に影響するケースもある

企業によっては「みなし残業」や「裁量労働制」などの制度が導入されており、定時後の労働が常態化している場合もあります。とくに、IT・建設・営業・コンサルなどの業界では、プロジェクトや顧客対応の都合で残業が増える傾向も見られます。

非正規社員は契約時間に基づき、残業が抑えられやすい

一方、アルバイトやパート、派遣社員など非正規社員の場合は、雇用契約であらかじめ勤務時間が明確に定められていることが多く、企業側にも時間管理の意識が強くあります。

  • 契約で定められた時間外に働かせることが難しい(法律上の制約)
  • 職務が限定的なため、突発的な業務増に巻き込まれにくい
  • 労働時間の延長には、労使間の合意が必要なケースが多い
  • 就労者側も、家庭・学業・副業などと両立しているため、時間的制約が強い

派遣社員などでは、残業の有無自体が就業条件に含まれていることもあり、契約外の労働に対しては比較的シビアな管理がなされています

このように、非正規雇用は時間的な柔軟性を武器にすると同時に、突発的な残業を強いられるリスクも低減されていることが特徴です。

性別による残業時間の違いは「ライフスタイル要因」が大きい

男女間での平均残業時間にも差があります。

多くの場合、男性の方が残業時間は長く、女性は短い傾向にありますが、これは単純にモチベーションや業務内容による差分ではありません。背景には、ライフスタイルや社会的役割の偏りといった構造的な要因が影響しています。

  • 育児・介護など家庭内の役割を担う比率が高い
  • 保育園の送迎時間など、時間制約のある生活スケジュール
  • 妊娠・出産・体調の影響により時短勤務やフレックスを選択する人が多い
  • 家庭と両立するために「定時退社できる職場」を選ぶ傾向がある

ただし、女性であってもフルタイム正社員として働く場合は、男性と同等レベルの残業をしているケースも多々あります。

また、近年では男性側の育児参加も進み、性別だけで残業時間を一概に判断するのは時代にそぐわないともいえます。今後は、個人のライフステージや職務内容に応じた働き方の多様性がますます重視される流れになるでしょう。

自分の残業時間が多いかを判断する3つの基準

平均残業時間のデータを見ても、自分の残業時間の妥当性の判断は難しいところがあります。実際、残業時間の「きつさ」は、単純な時間数だけでは測れない要素も絡んでくるためです。

ここでは、厚生労働省の基準と実際の働き方の傾向を踏まえて、自分の残業が多いかどうかを見極める3つの観点を考えます。

①月45時間以内かどうか【法的な基準ライン】

まずひとつ目の基準は、月45時間というラインです。この数字は、労働基準法に基づく時間外労働の原則的な限度とされており、これを常態的に超える残業は、法律上も「例外的な扱い」となります。

  • 労基法では、36協定により月45時間、年360時間以内の残業が基本的上限
  • これを超える場合は、「特別条項付き協定」の締結が必要
  • それでも年720時間、月100時間未満(休日労働含)などの絶対上限は超えられない

実際、令和6年の厚労省データでも、全体の91.7%がこの45時間以内に収まっているという事実が示されています。つまり、45時間を超えている時点で、すでに多数派ではない働き方をしていると認識して良いでしょう。

②月80時間を超えていないか【過労死ライン】

次に意識すべきは、過労死との関連が強いとされる「月80時間」という水準です。このラインを超えると、労災認定の判断材料となるケースもあり、「忙しい」では済まされない領域に入ってきます。

  • 厚生労働省のガイドラインでは、月80時間超の時間外労働が2〜6か月続くと健康障害リスクが増大
  • 過労死等の労災認定でも、80時間超を1つの目安として判断されることが多い

実際に月80時間を超える残業をしている人は、厚労省の調査によればわずか0.3%です。つまり、自分がこのレベルに該当するのであれば、すでに極端に働きすぎているごく少数派であることは明白といえます。心身の健康に深刻な影響が及ぶ前に、環境改善が強く求められます。

※参考:過労死等防止啓発月間|厚生労働省

③継続しているか・改善の兆しがあるか【職場体質の見極め】

残業時間が短くても、「毎日じわじわ続いている」「慢性的に忙しい」といったケースでは、長期的にストレスや疲労が蓄積していきます。

一方で、同じような残業時間でも、繁忙期だけで一時的なものであれば、それほど大きな問題にならないこともあります。

ここで大事なのは、「その残業は一時的か、継続的か?」「改善の見込みがあるか?」という観点です。

  • 残業が毎月40〜50時間あるが、「繁忙期だけ」など時期が限定的 → 一定の許容範囲
  • 業務の効率化や人員補充など、会社が改善に取り組んでいる → ポジティブな兆しあり
  • 毎月コンスタントに長時間残業+働き方を見直す動きがない → 構造的な問題の可能性大

この③の視点は極めて重要で、たとえ法的基準を超えていなくても、改善の兆しのない長時間労働はブラック体質の兆候です。

数字にだけとらわれず、「この働き方は半年後も、1年後も続けられるか?」という目線で冷静に見つめ直すことが必要です。

まとめ

残業時間は、労働者の健康・生活・キャリアすべてに影響を及ぼす大切な要素です。厚生労働省の最新データ(令和6年)によれば、日本の労働者の91.7%が月45時間以下の残業にとどまっており、この数字が平均的な働き方の基準ラインとなります。

  • 月45時間以内の残業が平均的なライン、法的にも一般的にもここが境界線
  • 月60時間超えは1.6%、80時間超えは0.3%、これは過労・健康リスクが顕在化する水準
  • 年に6回以上、45時間を超えている人は2.8%、慢性的な長時間労働の可能性あり
  • 正社員は残業が多くなりがち/非正規は少なめと雇用形態による差も大きい

自分の残業時間を、「法的基準」「統計上の平均」「実感としてのきつさ」の3つの視点から、あらためて客観的に見直してみましょう。

工場・製造業のお仕事探しは求人サイト「e仕事」がおすすめ!

工場・製造業のお仕事に興味がある人は求人サイト「e仕事」がおすすめ!

例えば

  • 時給1900円以上
  • 月収35万円以上
  • 寮費無料
  • 大手メーカー求人多数

など様々な求人があります。無料で利用できるのでぜひチェックしてみてくださいね。

e仕事はこちらから↓↓↓

求人カンタン検索

こだわりのメリットでカンタン検索。希望の条件をクリックして下さい。

都道府県で探す

業種で探す

こだわり条件で探す

待遇
働き方
募集条件
職場環境