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ニートの定義とは?「35歳以上」の年齢やバイトの扱い、ひきこもりとの違いを解説

2026/02/24

卒業後や退職後の空白期間を過ごしていると、「自分はニートに当てはまるのだろうか?」と疑問に感じることはよくあります。しかし、SNSなどでは「ニート」という言葉がさまざまな意味・文脈で使われており、その多くはイメージ先行です。正確な意味を知らないまま不安を抱えていると、自分を必要以上に否定してしまうことにもなりかねません。

この記事では、厚生労働省や内閣府の定義をもとに、ニートの意味や年齢の範囲、バイトをしている場合の扱い、ひきこもりとの違いまでを解説します。

ニートの定義とは

「ニート」の言葉は、本来は統計上の区分として用いられた言葉です。しかし、メディアや会話のなかで使われる過程で、意味が広がったり誤解されたりしてきました。

日本では、ニートという言葉は若年無業者とほぼ同じ意味で使われています。「無職」や「失業者」とは区別される点が特徴です。つまり、就業していないという事実だけでなく、年齢や生活状況などの条件が含まれています。

ここでは、厚生労働省と内閣府の定義から、ニートの言葉の本来の意味を確認します。

厚生労働省が示すニートの定義

厚生労働省は、ニートを15~34歳で、非労働力人口のうち、家事も通学もしていない者と説明しています。

※参考:未就職卒業者数の推移|厚生労働省

この定義には複数の条件があります。

  • 年齢が15歳以上34歳以下であること
  • 学生ではないこと
  • 専業主婦(主夫)ではないこと
  • アルバイトや正社員として働いていないこと

特に重要なのは、「通学も家事もしていない」という点です。家事に専念している人はこの定義には含まれません。また、アルバイトをしている場合も就業者とみなされます。

つまり、ニートという言葉は「働いていない若年層の一部」を指す、統計上のカテゴリーです。人格や価値観を示す言葉ではありません。

内閣府の定義との関係

内閣府も、統計資料では「若年無業者」という区分を用いています。対象年齢は同様に15歳〜34歳です。

※参考:無業社会と若年無業者|内閣府

内閣府の定義においても、ニートとは通学しておらず、仕事をしておらず、家事にも従事していない若年層を指します。つまり、厚生労働省と内閣府で大きな違いはありません。

ここからわかるのは、「ニート」という言葉は公的には限定的な範囲を指しているという点です。一般的な会話で使われる意味とは必ずしも一致しません。

ニートの年齢は何歳までか

「ニートは何歳までなのか」という疑問は非常に多く見られます。これは、公的定義と一般的なイメージがずれているためです。

上述したように、公的統計ではニートは15歳〜34歳までとされています。この年齢区分は、若年層の就業状況を分析するために設定されたものです。35歳を超えると「若年」という枠組みから外れるため、ニートという区分も適用されません。

35歳以上はニートに含まれるのか

35歳以上で就業していない場合、統計上は「無業者」や「非労働力人口」といった区分になります。公的にはニートには含まれません。

しかし、日常会話やSNSなどでは、年齢に関係なく「ニート」という言葉が使われるケースも少なくありません。これは正式な定義とは異なる使い方です。

定義を確認すると、35歳以上の人をニートと呼ぶのは、あくまで俗称にすぎません。

35歳以上の呼び方

35歳以上で働いていない人については、統計上は「無業者」や「非労働力人口」と表現されます。行政文書や統計資料では、ニートという言葉は用いられません。

インターネット上ではさまざまな呼び方がありますが、それらは公的な用語ではありません。言葉に振り回されず、定義を確認することが重要です。

アルバイトをしていたらニートではないのか

「アルバイトをしている場合はニートに含まれるのか」という疑問も多く見られます。これは就業の定義に関係しています。

公的統計では、アルバイトをしていれば「就業者」に分類されます。したがって、アルバイトをしている人はニートには該当しません

フリーターとの違い

フリーターは、主にアルバイトなどの非正規雇用で働いている人を指します。収入の有無にかかわらず、就業しているという点が特徴です。

ニートは就業していない状態を指します。そのため、フリーターとニートは統計上でも生活実態においても明確に区別されます。

求職活動をしている場合

求職活動をしている人は「失業者」に分類される場合があります。なお失業者とは、働く意思があり、仕事を探している人を指す言葉です。

一方、ニートは就業しておらず、通学も家事もしていない状態を指します。求職活動の有無によって区分が変わる場合もあります。

ニートとひきこもりの違い

ニートとひきこもりも、混同されやすい言葉です。しかし、両者の意味は本質的に異なります。

ニートは「就業状況」に基づく区分です。一方で、ひきこもりは「社会的な孤立状態」を指します。

状態の違い

ひきこもりとは、長期間にわたり自宅に閉じこもり、社会参加が限定されている状態を指す言葉です。一方、ニートは外出の有無を問いません。外出していても就業していなければニートに該当する場合があります。

就業意思の違い

ひきこもりには、心理的要因が関係することが多いとされています。一方でニートは統計上の区分であり、必ずしも意思や性格を示す言葉ではありません。

両者の生活実態は重なる場合もありますが、概念としてはまったく別の言葉です。

ニートという言葉が誤解されやすい理由

ニートという言葉は、メディアやSNSで否定的な意味で使われることが少なくありません。そのため、定義以上のイメージが広がっています。

しかし、公的定義では、ニートとはあくまで統計上の区分です。「怠けている」「努力していない」といった評価を含む言葉ではありません。言葉のイメージと定義の違いが誤解を生んでいるのです。

まとめ

ニートとは、15歳〜34歳で通学も家事もしておらず、就業していない人を指す統計上の区分です。

  • 公的定義では15歳〜34歳が対象
  • 35歳以上は統計上ではニートに含まれない
  • アルバイトをしていればニートではない
  • ひきこもりとは別の概念

ニートという言葉には強い印象がありますが、まずは正確な定義を知ることが重要です。言葉に振り回されず、冷静に状況を整理してください。

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