試用期間中の退職は可能!円満に辞める手順と履歴書への書き方
2026/02/28
試用期間中に「この職場は合っていないかもしれない」と感じ、不安を抱えている人は少なくありません。まだ入社して間もないため、辞めたいと言い出してよいのか、履歴書にどう影響するのか、悩みが重なりやすい時期でもあります。
結論から言えば、試用期間中でも退職は可能です。重要なのは、法律上の位置づけを理解したうえで、伝え方と手順を誤らないことです。
この記事では、試用期間中の退職が認められる理由から、トラブルを避ける切り出し方、退職理由の例文、次の転職で不利にしない考え方までを解説します。
試用期間中でも退職は可能
試用期間と聞くと「まだ本採用ではない特別な期間」と思われがちですが、法律上はそうではありません。試用期間中であっても、会社と労働者の間には正式な労働契約が成立しています。
そのため、労働者には退職する自由があります。民法では、期間の定めのない雇用契約であれば、原則としていつでも解約の意思表示ができるとされています。就業規則に「試用期間中は退職不可」などの記載があっても、原則として就業規則の定めより民法が優先されます。
また、試用期間中の退職は会社からの解雇とは異なり、自己都合退職として扱われます。能力不足などを理由に会社側から契約を打ち切られる場合とは区別される点も、混同しないようにしておきたいポイントです。
トラブルを避ける退職の切り出し方とタイミング
試用期間中の退職で最も気をつけたいのは、辞め方です。辞める権利があっても、伝え方を誤ると不要な摩擦が生じやすくなります。
ここでは、法律上のルールと実務上の配慮の両面から、円満に進めるためのポイントを整理します。
原則は退職希望日の2週間前までに申告
民法627条では、期間の定めのない雇用契約の場合、退職の意思表示から2週間が経過すれば契約を終了できると定められています。試用期間中であっても、この原則は変わりません。
ただし、法律上可能であることと、職場での印象が良いことは別です。業務の引き継ぎや人員調整を考えると、できるだけ早めに意思を伝えた方が、結果的に円満になりやすくなります。
「法律的に問題ないから直前でいい」と考えるより、マナーとして余裕を持った申告を意識した方が無難です。
即日退職が認められるケースとは
原則は2週間前申告ですが、例外もあります。一つは、会社と労働者の合意が取れた場合です。話し合いの中で「即日で構わない」と双方が納得すれば、合意退職として成立します。
もう一つは、やむを得ない事由がある場合です。民法628条では、病気や家族の介護、ハラスメントなど、継続して働くことが難しい事情がある場合、即時に契約を解除できるとされています。
体調や精神面に支障が出ている場合は、無理に通常の手順にこだわらず、自分の健康を優先する判断も必要になります。
直属の上司にアポイントを取って伝える
退職の意思は、原則として直属の上司に直接伝えます。メールやチャットだけで済ませると、誤解を招いたり、感情的な対立につながることもあります。
短時間でもよいので、対面またはオンラインで話す時間を確保した方が、意図が正確に伝わります。伝えるタイミングとしては、始業直後や繁忙期のピークを避け、落ち着いて話せる時間帯を選ぶ配慮も大切です。
結論を先に伝え、理由は簡潔にまとめると、話が長引きにくくなります。
納得されやすい試用期間中の退職理由と例文
退職理由は、円満に辞められるかどうかを左右する要素です。本音と建前をどう使い分けるかで、相手の受け取り方は大きく変わります。
ここでは、角が立ちにくく、現実的に使いやすい伝え方を紹介します。
業務内容のミスマッチを伝える場合
業務内容が想定と違った場合は、自分側の理解不足やスキル不足に寄せて伝えると、会社批判になりにくくなります。
例文
「実際に業務に携わる中で、自分のスキルや経験では十分に貢献できないと感じるようになりました。中途半端な形で続けるより、早い段階で判断した方が良いと考え、退職を希望しています」
仕事そのものを否定せず、自分との相性に焦点を当てるのがポイントです。
社風や環境の不一致を伝える場合
人間関係や雰囲気が合わない場合でも、そのまま伝えると印象が悪くなりがちです。将来のキャリアとの方向性の違いとして表現すると、受け取られ方が穏やかになります。
例文
「自分の目指す働き方やキャリアを考えたとき、別の環境で経験を積んだ方が良いと感じました。熟考した結果、退職を決断しました」
評価や不満ではなく、自分の選択として話すと納得されやすくなります。
体調不良や家庭の事情を伝える場合
体調や家庭の事情は、無理に詳しく説明する必要はありません。業務の継続が難しい事実を、簡潔に伝えるだけで十分です。
例文
「体調面の問題があり、現在の業務を継続することが難しい状況です。ご迷惑をおかけしてしまう前に、退職させていただきたいと考えています」
必要以上に踏み込まず、誠実さを重視します。
正直に伝えるべきことと建前の使い分け
退職理由として、人間関係や給与への不満をそのまま伝える必要はありません。伝えたところで状況が改善する可能性は低く、関係だけが悪化しやすくなります。
事実として伝えるべきなのは「辞める意思」と「感謝の気持ち」です。理由は、相手が納得できる範囲に整えた方が、円満に終わりやすくなります。
試用期間中の退職に関するリスクと注意点
試用期間中に辞める場合、履歴書や手続き、お金の面で不安を感じる人も多いでしょう。次の3つを事前に知っておくと、余計な心配を減らせます。
履歴書・職務経歴書への記載義務
試用期間中であっても、雇用契約を結び、給与を受け取っていれば職歴に含まれます。原則として、履歴書や職務経歴書には記載が必要です。
「短期間だから書かなくてもいい」と判断すると、雇用保険の加入履歴や源泉徴収票から判明することがあります。後から説明が必要になるリスクを考えると、正直に記載した方が無難です。
社会保険と離職票の手続き
社会保険に加入していた場合は、退職時に保険証を返却します。加入期間が短くても、手続き自体は正社員と変わりません。
雇用保険については、加入期間が足りないと失業給付の対象にならないことがあります。自己都合退職の場合、原則として離職前2年間に12か月以上の加入が必要です。
給与は働いた分だけ日割りで支払われる
退職日がいつであっても、働いた分の給与を受け取る権利があります。即日退職になった場合でも、出勤した日数分の賃金は請求できます。
「迷惑をかけたからもらえないのでは」と心配する必要はありません。労働の対価として、正当に支払われるものです。
次の転職で不利にならないための対策
試用期間中の退職が、次の転職でどう見られるかを気にする人は多いでしょう。伝え方次第で、印象は大きく変わります。
面接でのポジティブな伝え方
短期離職だけを切り取られると、「忍耐力がない」と見られることがあります。そのため、反省点と改善意欲をセットで伝えることが重要です。
「入社前の確認が不十分だった」「自分の適性を見誤った」と振り返ったうえで、「次は長く働くために何を重視するか」を具体的に語ると、前向きな決断として受け取られやすくなります。
早い段階で判断したことを、キャリアに真剣に向き合っていた表れとして伝える方法も有効です。
ミスマッチを繰り返さない企業選びの視点
同じことを繰り返さないためには、入社前の確認が欠かせません。業務内容や条件だけでなく、職場の雰囲気や価値観も重要です。
職場見学の有無、面接での逆質問、具体的な一日の流れなどを確認すると、入社後のギャップを減らしやすくなります。
試用期間中の退職でよくある質問
試用期間中に退職すると損害賠償を請求される?
請求される可能性は法的に極めて低く、実際に認められるケースは稀です。ただし、退職によって会社に具体的な損害を与えた場合はこの限りではありません。
退職届は必ず提出する必要がある?
法律上は、口頭での意思表示でも退職は成立します。ただし、後々のトラブルを避けるため、書面で提出しておく方が安心です。
気まずくて行けない場合、電話やメールで退職できる?
基本的には対面で伝える方が望ましいですが、心身の不調などで出社が難しい場合は、電話やメールで意思を伝えることもやむを得ません。無理をして状況を悪化させる必要はありません。
試用期間の退職は「解雇」扱いになる?
自分から辞めた場合は、解雇にはなりません。離職票には自己都合退職として記載されます。記載内容は必ず確認しておくと安心です。
まとめ
試用期間中の退職は、逃げではなくキャリアを修正するための判断です。法律上も認められており、ルールとマナーを守れば円満に辞められます。
今回の経験を振り返り、次は自分に合った職場を見極める材料にしていきましょう。早めに気づけたこと自体が、次の一歩につながります。
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