面接のコートはどうする?脱ぐタイミングや畳み方・置き場所のマナー
2026/03/31
冬の面接は、コートの扱いで手が止まりがちです。いつ脱ぐべきか、面接室ではどこに置くのか、畳み方まで気になり、入室前に焦る人も少なくありません。
面接は話す内容が主役ですが、入退室の所作は第一印象に残ります。コートの動きがもたつくと、落ち着きのない印象につながりやすいのも事実です。
そこで本記事では、面接のコートマナーを解説します。
面接のコートは建物に入る前に脱ぎ鞄の上に置くのが基本
面接のコートは、建物に入る前に脱いで、畳んでから鞄の上へ置くのが基本です。受付やエントランスは「室内側」と見なされやすく、そこでコートを着たままだと準備不足に見えることがあります。
コートは外の冷気や汚れを遮るためのもので、室内へ持ち込むときは表面をむき出しにしないのが考え方です。花粉や雨の水気を室内へ落とさない意味でも、脱ぐ場所は外側が無難です。
入室前に手元を整えておくと、受付でのやり取りがスムーズになります。コートが手に余って資料を落とす、といったミスも減らせます。
コートを脱ぐ・着るタイミングと場所
面接の場では、脱ぐのは「建物に入る前」、着るのは「建物を出た後」が基本です。途中で着たり脱いだりすると、視線を集めやすく、所作が雑に見えがちです。
- 入口や受付が見える前に脱ぐ
- 面接後は建物を出てから着る
- 複合施設なら、共有スペースで判断する
この流れを押さえると、どんな会場でも迷いにくくなります。マフラーや手袋などの小物も同じタイミングで外すと、動きがまとまって見えます。
建物に入る前に脱ぐのがマナー
会社の入口や受付が見える前に、コートを脱ぎます。目安は、敷地に入る直前やビルの自動ドアの手前です。
マフラーや手袋も同じタイミングで外し、鞄へしまいます。手に持つ物が増えると、受付で書類を出す動きが崩れやすいからです。
脱いだ後は、コートを軽く整え、中表で畳んで鞄の上へ置きます。腕にかけたまま歩くより、見た目の印象が良くなります。
面接が終わって建物を出てから着る
面接が終わっても、建物内ではコートを着ません。面接室を出てすぐや、エレベーターホールで着ると、慌ただしい印象になりやすいです。
退出時は、企業の人とすれ違う可能性もあります。最後の一礼が終わるまでは、気を抜かないほうが無難です。
外へ出てから着ると、退室までの所作がすっきりまとまります。建物の外側でコートを羽織り、姿勢を正してから帰路につく流れがきれいです。
併設ビルや商業施設内のオフィスの場合
複合ビルや商業施設内のオフィスは、屋外からすぐに室内へ入ることが多いです。その場合は、テナントフロアに上がる前の共有スペースで脱ぐ判断がしやすいです。
たとえば、ビルのエントランス、エレベーターホール、廊下の端など、人の流れを邪魔しない場所が候補になります。
脱ぐ場所に迷ったら、受付に近づく前に脱ぐという原則に戻します。受付前でバタつくより、少し早めの行動のほうが落ち着いて見えます。
コートの正しい畳み方と持ち方
コートは中表で畳み、コンパクトにして持つと見た目が安定します。外側を内側に入れることで、汚れを表に出さず、周囲の服にも触れにくくなります。
- 裏地を表にする中表で畳む
- 二つ折り、または三つ折りでまとめる
- 左腕にかけ、利き手側を空ける
畳み方が決まっていると、玄関前でも迷いません。所作が小さくまとまり、受付前の動きも安定します。
裏地を表にする「中表」で畳む理由
中表は、外側の汚れや花粉を内側に包む畳み方です。コート表面をむき出しにしないため、室内での扱いが丁寧に見えます。
また、表地を外に出さないので、擦れやすい部分にシワが入りにくいです。特にトレンチやステンカラーのような形は、表面が整っているほうが印象が良いです。
畳むときは、肩のラインをそろえ、裾をまとめます。大きく広げず、身体の前でコンパクトに行うと動きが丁寧にまとまります。
腕にかける際のスマートな持ち方
畳んだコートは、左腕にかけるのが基本です。右利きが多いため、受付でペンを持つ、書類を出すといった動作がしやすくなります。
二つ折りか三つ折りでまとめ、コートの厚みが出すぎないようにします。丈が長いコートは三つ折りにすると、床に触れるリスクを減らせます。
鞄を持つ手と反対側の腕にかけると、体の正面がすっきりします。正面が片付いているだけで、落ち着いた印象につながります。
面接室でのコートの置き場所
面接室では、コートは自分の鞄の上に畳んで置くのが基本です。勝手に備品を使わず、床にも直接置かない。これだけで迷いが消えます。
- 鞄の上に畳んで置く
- 背もたれや空いている椅子は使わない
- コート掛けを勧められたら従う
置き場所に迷って動きが止まると、面接の流れが途切れます。入室前に畳み方まで決めておくと、席に着く動作が自然になるでしょう。
自分の鞄の上に畳んで置く
着席後、足元に置いた鞄の上へコートを載せます。床に直置きせず、鞄を台として使ってもOKです。コートはコンパクトに畳み、はみ出さないようにまとめます。床へ垂れると汚れやすく、見た目も雑に見えます。
鞄が自立しないタイプなら、面接前に置き方を決めておくと安心です。鞄を椅子の脚の内側へ寄せると、倒れにくくなります。
椅子の背もたれや空いている椅子は使わない
椅子の背もたれにかけたり、空いている椅子へ置いたりするのは避けます。備品は企業のもので、許可なく使うと雑に見えやすいです。
背もたれにかけると、コートがずり落ちることもあります。音が出ると空気が乱れ、面接の集中も途切れます。置き場所は自分の持ち物の範囲で完結させるほうが安全です。鞄の上なら、動線も邪魔しにくいです。
コート掛けを勧められた場合の対応
面接官や案内担当に「コートを掛けてください」と勧められたら、素直に従います。その際、「ありがとうございます」と一言添えると所作が自然になります。
自分から勝手にコート掛けを使うのではなく、勧められたら使う。この順番が大切です。掛けるときも中表でまとめ、乱れたまま掛けないようにします。雑に掛けると、かえって目立ちます。
面接にふさわしいコートの選び方
面接用のコートは、色は落ち着いたもの、形は標準的なものが無難です。防寒よりも、ビジネスの場で浮かないことを優先します。
- 色はネイビー、ベージュ、黒など
- 形はトレンチ、ステンカラーが使いやすい
- カジュアル寄りの素材や装飾は避ける
コートは面接室では脇役ですが、入口や受付ではよく見られます。外での見え方が整っていると、全体の印象も落ち着きます。
色はネイビー・ベージュ・黒などの落ち着いたもの
ネイビー、ベージュ、黒はスーツやきれいめの服装と合わせやすい色です。面接会場でも浮きにくく、清潔感が出やすいです。
グレーも選択肢ですが、明るすぎるとカジュアルに寄るため、濃いめが無難です。柄物は視線を集めやすく、面接ではメリットが少ないです。迷ったらネイビーが合わせやすいでしょう。
デザインはトレンチやステンカラーが望ましい
トレンチやステンカラーは、ビジネスシーンで定番の形です。ボタンの位置や襟の形がきちんとして見え、面接の場とも相性が良いです。
丈は膝前後が扱いやすいです。長すぎると畳んだときに厚みが出て、持ち方が難しくなります。
装飾は少なめが無難です。ベルトやボタンが多いと、畳む動作がもたつきやすく、受付前で手間取りがちです。
カジュアルすぎる素材やデザインは避ける
ダウンジャケット、パーカー寄りのアウター、毛皮、派手な柄は避けたほうが無難です。防寒性が高くても、面接の空気と合わないことがあります。
特にダウンは、ボリュームが出て畳みにくく、置き場所でも困りやすいです。面接室で鞄の上に収まりにくいと動きが崩れます。
寒さが心配なら、コートの中に薄手のインナーを重ねる方法が扱いやすいです。外側をビジネス寄りに保ちつつ、防寒もしやすくなります。
面接でのコートの扱いに悩む人のよくある質問
Q. 雨や雪でコートが濡れている時はどうすればいい?
建物へ入る前に、コートの水気を軽く払います。強く叩くと水が飛び散るので、裾や袖を中心に静かに落とすのが無難です。そのうえで中表に畳み、濡れた面が外へ出ないようにまとめます。可能ならハンカチで軽く押さえると、周囲を濡らしにくくなります。
Q. 受付で「コートをお預かりします」と言われたら?
預かりを申し出られたら、無理に断らずお願いして問題ありません。「ありがとうございます。お願いいたします」と伝え、コートの向きを整えて渡します。畳むよう求められた場合は中表でまとめ、相手が受け取りやすい形にするとスムーズです。
Q. 鞄が小さくてコートが上に乗らない場合は?
コートをできるだけコンパクトに畳み、鞄の上へ“少しだけ”載せる形に寄せます。どうしても収まりが悪いなら、面接当日だけでもA4が入る自立型の鞄に替えると扱いやすいです。手に持ち続けるより、足元で完結したほうが所作が安定します。
Q. 冬場のWeb面接でもコートの配慮は必要?
画面に映らないなら問題になりにくいです。ただ、開始直前まで屋外にいた場合は、汗や息で顔が赤くなることがあります。開始の数分前に室温を整え、飲み物を用意して落ち着いてから接続すると印象が安定します。コートは椅子の背に掛けず、見えない場所へ置くほうが無難です。
まとめ
面接のコートは、建物に入る前に脱ぎ、中表で畳んで鞄の上へ置く流れが基本です。面接後は建物を出てから着ると、最後まで落ち着いた所作になります。
畳み方は中表、持ち方は左腕にかけて利き手を空ける形が扱いやすいです。面接室では鞄の上へ置き、背もたれや空き椅子は使わないほうが無難です。
色は落ち着いたトーン、形はトレンチやステンカラーが合わせやすいです。コートの扱いがスムーズだと、面接の中身に集中しやすくなります。
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