業界用語豆知識講座TOP >連結箇所に使われる部品「鋳造品」が出来るまで

【LESSON4】
連結箇所に使われる部品「鋳造品」が
出来るまでを各工程ごとに学ぼう

STEP 1

溶解

必要な化学成分を持つように配合した材料(銑鉄・鉄屑)を溶解炉で溶かして高温の溶湯を作ります。溶解炉は、キュポラ(コークスを燃やして溶解する炉)や電気炉が主流です。
            

STEP 2

造形/中子成形

CVDやスパッタとよばれる手法で、薄膜製造技術を行います。気相の化学反応や加速されたイオンを材料に照射するスパッタリングを利用してシリコンウェハ上に、絶縁膜や導電膜を形成します。

STEP 3

ショットブラスト/破断

冷却された製品は鋳型から取り出され、1~3mmの鋼球を投射し周囲に付着している砂を落とします。砂落としされた製品には溶湯を流すために必要な湯道などが付いており、それを破断工程で分離します。使用された砂は、繰り返し使用されます。

STEP 4

仕上げ

仕上げ工程で製品の周りに付いている不要な突起等をグラインダーできれいに削り落とします。


STEP 5

防錆/塗装

製品が錆びないように必要に応じて防錆処理や塗装が行われます。


STEP 6

機械加工

製品によっては機械加工が行われ、1/100mmの精度で加工されます。


STEP 7

検査

出荷前には製品の外観や寸法など、各検査項目に沿って丁寧に検査を行います。検査を通ったものが、出荷に向けて準備されます。


STEP 8

出荷

検査を経た上で、それぞれの製品が納品先に向けて、出荷されます。



車(ボデー)や家電などのフレームなどに使われます。最近ではオペレーター業務などがメインでそれほど大変なお仕事ではありませんが、鉄を溶かしたり材料を運ぶなどは多少は身体的な負荷があります。
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