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【LESSON5】
工場・製造業で活かせる経験
資格などについて、知っておこう

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溶接

アーク溶接
母材と電極、または二つの電極間に発生するアークの熱を利用して行う方法です。用途は広く、鉄骨製作で使用される溶接のほとんどがアーク溶接です。


CO2半自動溶接
鉄骨では最も一般的な溶接です。大気のシールドを被膜の代わりに、活性ガスを用いて行うガスシールドアーク溶接法で、ガスには炭酸ガス又は混合ガスを用います。風に弱いので、屋内での溶接に使われることが多いです。

  • 不活性ガスと炭酸ガスを混合して使うものを「マグ溶接」といいます。
  • 不活性ガス(アルゴンやヘリウム)のみを使うものを「ミグ溶接」といいます。

  • TIG溶接
    電気を用いた溶接方法の一種です。半自動溶接と同じように、シールドガスを用います。あらゆる金属の溶接に適用できるので、多くはステンレスやアルミニウムなど非鉄金属の溶接に採用されます。溶接時に母材の溶接金属部分を大気から遮断して保護する目的にアルゴン、ヘリウムなどの不活性ガスを吹き付けて溶接を行う方法です。精密機器の溶接に使われます。

    ■資格を活かせる仕事
    溶接は様々なシーンで活用されます。自転車・自動車・電車はもちろん、船・飛行機・建物など、ベースとなるフレームには殆ど溶接の作業が必要となります。
    溶接の資格を所持することで、様々な業界で活躍できます。

    ■資格のとりやすさ・取得方法
    これから取得する場合は、アーク溶接・ガス溶接がオススメです。
    アーク溶接作業者:2日間(11Hの学科)、1日(10H)の実技を受ければ取得可能。
    ガス溶接技能者は2日間(14H)の講習を受講すれば取得可能。
    1年以上の溶接経験があればアルミニウム溶接技能者など、さらに上の資格を目指してはいかがでしょうか。

    ■資格取得のメリット(給与) ※勤務エリアや就業先により異なります。

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    クレーン/玉掛

    天井クレーン

    工場などの建屋の両側の壁に沿って設けられた走行軌道を走行するもので、天井近くで稼働するため天井クレーンと呼ばれています。一般に巻上げ、横行、走行の3動作が可能です。広い範囲での作業領域を確保できるため、機械工場での重量物や部品の運搬等に使用されます。


    移動式クレーン

    自由に移動することができて、荷を吊り上げ、運搬することを目的とする機械装置を移動式クレーンといいます。尚、吊り上げ荷重が0.5t未満のものは移動式クレーンに該当しません。

    吊り上げ荷重と免許の区分
    0.5t以上、1t未満の移動式クレーン 特別教育で運転可能
    1t以上、5t未満の移動式クレーン 技能教育で運転可能
    5t以上の移動式クレーン 運転士免許で運転可能

    玉掛け
    クレーンなどのフックに物を掛け外しする作業のことを、玉掛け(たまかけ)と言います。一人でクレーン運転をしながら玉掛け作業を行う場合、クレーン運転免許(あるいは技能講習・特別教育)とは別に、玉掛けの資格が必要となります。

    TIG溶接
    電気を用いた溶接方法の一種です。半自動溶接と同じように、シールドガスを用います。あらゆる金属の溶接に適用できるので、多くはステンレスやアルミニウムなど非鉄金属の溶接に採用されます。溶接時に母材の溶接金属部分を大気から遮断して保護する目的にアルゴン、ヘリウムなどの不活性ガスを吹き付けて溶接を行う方法です。精密機器の溶接に使われます。

    ■資格を活かせる仕事
    工事現場において大きな荷物の運搬に欠かせないクレーン。クレーンは屋外で良く使われている形のモノだけでなく、工場内で使われているモノもあります。

    ■資格のとりやすさ・取得方法
    トラックの荷台についている比較的軽い1t未満クレーンですと学科・実技を合わせても2日間(13Hほど)の講習で修了できます。
    床上運転式クレーン限定免許は修了までの時間がかかりますが、比較的取得しやすい資格です。クレーン・デリック運転士は、難しい・簡単以前に取得費用が13万円ほどしますので、必ず合格できるよう学科知識を身につけておく必要があります。
    クレーン免許を取得する場合、玉掛けは必要な資格です。荷重1t以上のクレーンや移動式クレーンを使う際、吊り上げるモノの掛け外し作業を行うための知識や技術を習得します。

    ■資格取得のメリット(給与)
    運転できるクレーンの種類が多くなれば、さらに給与UPも可能です。 ※勤務エリアや就業先により異なります。

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    フォークリフト

    フォークリフト
    荷物を運搬するための特殊自動車で、主に工場や倉庫などにおける荷役作業に使われます。前方にフォークがあり、そのフォークを荷物の下部やパレットに差し込み、持ち上げて移動します。日本国内では、構内における荷役作業を行うためには、技能講習や特別教育によるフォークリフト運転者の資格が必要です。


    リーチ型フォーク
    フォーク部分が前方にせり出すフォークリフトのことを指します。前輪で荷重を支え、カウンターフォークと比べると回転半径が小さく、走行速度が遅いという特徴があります。また、多くは立ち乗り式のものですが、中には座って操作するタイプのものもあります。


    カウンターフォーク
    車体後半に重し(カウンターウェイト)をつけて車体のバランスを取るタイプのフォークリフトを指します。前輪で駆動し、後輪で操舵します。前輪で荷重を支えるリーチ型と比べ、走行速度が速く、回転半径が大きいというのが特徴です。

    ■資格を活かせる仕事
    フォークリフトは重たい荷物を運ぶための自動車です。主に工場や倉庫で荷物の運搬、積み上げ、積み下ろしに活躍しています。この資格は最大積載荷重に応じて二つに分けることができます。一つは、「最大積載荷重が1t未満」のフォークリフト運転資格。もう一つが「最大積載荷重が1t以上」のフォークリフト運転資格です。様々な業態で利用されていますので、資格の取得を考えているなら、選択肢の一つとして考えても良いのではないでしょうか。最終的には積載荷重の制限がない1t以上を目指すと活躍の場は幅広くなります。

    ■資格のとりやすさ・取得方法
    「最大積載荷重が1t未満」はフォークリフト操作の基本を学ぶ「特別教育」の受講が必要です。6時間の学科教育と6時間以上の技能教育を受けると修了証が発行され、これによりフォークリフトの操縦が可能となります。特別教育には終了試験がなく、2日程度講習を受けるだけで取得できる資格のため多くの人にとって取得しやすい資格といえます。
    「最大積載荷重が1t以上」は「技能講習」を受講する必要があります。講習内容は1t未満の「特別教育」と同じく学科と実技の講習があります。保有資格やフォークリフトの経験に応じて、時間と講習内容が異なるコースが4つ用意されています。 受講前に自分がどのコースに該当するか確認しておくのがよいでしょう。

    ■資格取得のメリット(給与)
    1t以上を目指すことで、さらなる給与アップも目指せます ※勤務エリアや就業先により異なります。

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